
旅行用 eSIM で WhatsApp が使えなくなったとき、原因はたいてい WhatsApp ではなく、スマホのデータ通信の設定にあります。旅行用 eSIM が運ぶのはデータだけです。スマホがまだ、ローミングをオフにした普段の回線でデータを流そうとしていたり、どの回線も使っていなかったりすると、WhatsApp には使える接続がありません。
データ通信に使われている回線を確認する
Wi-Fi では WhatsApp が動くのに、Wi-Fi を離れたとたんに止まるなら、まずここの設定を確認してください。
デュアル SIM のスマホでは、通話とデータ通信を別々に設定します。旅行用 eSIM をインストールしても、データ通信がその eSIM に移るわけではありません。iPhone なら「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」を開き、旅行用のプランを選びます。Android はメーカーによってメニューの名前が変わります。「ネットワークとインターネット」または「接続」から「SIM」へ進み、モバイルデータの項目を探してください。
データローミングは回線ごとに設定します。iPhone では「モバイル通信」の画面で回線をタップするか、1 つ下の階層にある「通信のオプション」を見てください。Android では、SIM ごとの設定を開きます。
- 旅行用の回線は、データローミングをオンにする。 Atli のような旅行用 eSIM は、現地の提携ネットワークを通じて、ローミング回線として接続します。ローミングがオフだと、アンテナ表示は出ていてもデータは流れません。
- 普段の回線は、データローミングをオフにする。 その通信事業者でローミングのプランを買っている場合は別です。思わぬローミング料金の請求は、このスイッチから生まれます。
ほかのアプリは動くのに WhatsApp だけが使えないなら、WhatsApp にモバイルデータ通信が許可されているか確認してください。iPhone では「モバイル通信」の画面を下へスクロールし、アプリの一覧から WhatsApp を探します。Android では WhatsApp のアプリ情報を開き、モバイルデータの設定を確認します。2 つの回線のそのほかの設定は、海外でのデュアル SIMで説明しています。
WhatsApp が電話番号を認証できない
WhatsApp はアカウントを電話番号にひも付けています。新規登録するとき、あるいは新しいスマホや初期化したスマホで登録し直すときは、その番号あてに SMS か音声通話でコードが送られます。Atli には電話番号がなく、SMS を受け取れません。ほかのデータ通信専用プランも同じです。
旅行中に WhatsApp からコードを求められたら、普段の回線をオンにし、データローミングはオフのまま、SMS か音声通話でのコード送信を選んでください。海外で受ける SMS や着信に料金がかかる事業者もあるので、契約内容を確認しておきます。
旅行前に次の 3 つをしておけば、この問題は防げます。
- 出発前に自宅の Wi-Fi で認証を済ませる。 旅行中はログアウトも、WhatsApp の再インストールも、スマホの初期化もしないでください。
- WhatsApp にメールアドレスを登録する。 「設定」→「アカウント」→「メールアドレス」から追加できます。これでログインコードをそのアドレスに送る選択肢が出るようになりますが、使えるのは自分の番号の SIM がスマホに入っているあいだだけです。
- 普段の SIM をスマホに入れたまま、オンにしておく。 コードがその番号に届くようにするためです。スマホそのものをなくしたときの対処は、旅行前の WhatsApp バックアップで説明しています。
メッセージは送れるのに、写真が読み込まれない
テキストはデータをほとんど使いませんが、写真ははるかに多く使うので、接続の弱さはまず写真に出ます。
最初に、写真そのものを見てください。ぼやけたプレビューにダウンロードの矢印が付いているなら、WhatsApp がダウンロードしないことを選んでいます。Android では旅行用 eSIM がローミング扱いになるので、WhatsApp は自動ダウンロードの「ローミング時」の設定に従います。この設定は初期状態で、メディアを何もダウンロードしません。iPhone にはローミングの項目がありません。メディアの種類ごとに設定し、モバイルデータ通信で許可していないものは、タップするまでダウンロードされません。「設定」→「ストレージとデータ」→「メディアの自動ダウンロード」で変更するか、見たい写真をタップしてください。
読み込みの印が回り続けているなら、接続が遅いか、プランが空です。Atli のチャットで data または usage と入力すると、データの残りと残り日数がわかります。スマホ内蔵のデータカウンターは違う合計を示すことが多く、基準にするのはネットワーク側の数字です。データが残っているなら、よくある原因は現地ネットワークの混雑か、屋内での電波の弱さです。
通話が途中で切れる、またはつながらない
音声通話が使うデータはごくわずかですが、途切れずに流れ続ける必要があります。メッセージはやり取りできる接続でも、通話は切れることがあります。
「設定」→「ストレージとデータ」で「通話時のデータ使用量を減らす」をオンにします。通話の品質は下がりますが使うデータが減り、弱い接続でも通話が続きやすくなることがあります。それでも切れるなら、窓際へ移るか外に出てください。屋内でアンテナ 1 本というのはよくある原因で、どの設定でも直りません。
1 分あたりの数字はWhatsApp はどれくらいデータを使うのかにあります。音声通話は 1 分約 0.5 MB、ビデオ通話は 1 分 5〜15 MB です。容量の小さいプランを空にするのは、ビデオ通話です。
UAE では、現地のネットワークで WhatsApp の音声通話とビデオ通話がブロックされています。規制当局が、承認リストにないインターネット通話アプリをブロックするよう通信事業者に義務づけていて、WhatsApp はそのリストに入っていないためです。ホテルの Wi-Fi も同じ事業者の回線なので、そこでも通話はブロックされます。旅行用 eSIM でブロックを避けられるかどうかは、提供元が通信をどう経由させているかによるので、当てにしないでください。メッセージ、音声メッセージ、写真はそのまま使えます。使える通話アプリはUAE の eSIM ガイドにまとめています。
昨日は使えたのに、今日から使えない
データを使い切った。 Atli のチャットで data か usage と入力すると、残りを確認できます。
プランの期限が切れた。 有効期間とデータ量は別々に数えるので、7 日のプランはデータが残っていても 7 日で止まります。Atli の日数のカウントが始まるのは、eSIM が渡航先で初めて接続したときか、購入から 30 日たったときの、早いほうです。早めにインストールしても損はありませんが、旅行の 30 日以上前に買ったプランは、到着する前に始まってしまうことがあります。
どちらでもないなら、機内モードを 10 秒オンにしてからオフに戻し、スマホをネットワークに登録し直させます。それでもデータ通信が戻らなければ、eSIM がつながらないときのチェックリストを順に確認してください。
データ通信専用プランにできないこと
| データ通信専用 eSIM でできること | できないこと |
|---|---|
| WhatsApp のメッセージ、音声通話、ビデオ通話 | WhatsApp や銀行から SMS で届くコード |
| インターネットで動くそのほかのアプリすべて | 通常の電話と SMS |
| メールや認証アプリで届くログインコード | 2 つ目の電話番号 |
海外で SMS を受け取れる番号が必要なら、旅行用データプランとは別の商品が要ります。
次の旅行の前に
eSIM は自宅の Wi-Fi でインストールし、到着するまではオフにしておきます。普段の回線がまだつながるうちに WhatsApp の認証を済ませ、アカウントにメールアドレスを登録し、データ回線を選ぶ設定の場所を必要になる前に確かめておきます。手順は旅行前に eSIM をインストールに順番どおり載っていて、番号とデータ回線がどう切り離されているかは海外で WhatsApp を使う方法で説明しています。
Atli のプランは 7 日間 1 GB からです。購入も残りの確認も同じ WhatsApp または Telegram のチャットででき、モバイルデータ通信が使えないときも、そのチャットはホテルの Wi-Fi で使えます。
iPhone の設定の名前は、Apple のヘルプページで確認しました。2026 年 9 月。WhatsApp と Android のメニューは、バージョンやメーカーによって異なります。
よくある質問
eSIM は有効なのに、WhatsApp がインターネットに接続できないと表示されるのはなぜですか?
データ通信専用の eSIM で WhatsApp の認証コードを受け取れますか?
旅行用 eSIM を入れると WhatsApp の番号は変わりますか?
Wi-Fi では WhatsApp が使えるのに、モバイルデータでは使えません。何が原因ですか?
旅行の途中で WhatsApp が使えなくなったのはなぜですか?
data か usage と入力すると、両方を確認できます。


