ガイド

海外旅行前の WhatsApp バックアップ設定ガイド

出発前に iPhone と Android で WhatsApp をバックアップする方法、バックアップに入らないもの、旅先でスマホを盗まれたときのアカウントの取り戻し方。

テーブルの上のスマートフォンと、そばに置かれた荷造り済みのバッグ。画面から立ちのぼる光の筋が雲へ届き、全体を大きな頭部のシルエットが囲んでいる

WhatsApp のチャット履歴は、スマホ本体に保存されています。旅行中にスマホをなくしたり、盗まれたり、壊したりすると、バックアップしていなかった分は端末と一緒に消えます。毎日のバックアップは数回のタップで設定でき、あとは自動で動きます。

iPhone でのバックアップ

  1. WhatsApp を開きます。
  2. 「設定」→「チャット」→「チャットのバックアップ」と進みます。
  3. 今すぐバックアップ をタップします。
  4. 自動バックアップ を「毎日」に設定します。

動画がバックアップに入るのは 動画を含める がオンのときだけで、アーカイブしたステータスは ステータスのアーカイブを含める がオンのときだけです。iCloud へのバックアップには、バックアップ容量の 2.05 倍の空きが iCloud と iPhone 本体の両方に必要なので、iCloud がいっぱいだとバックアップは始まる前に止まります。最後に成功した日時は、同じ画面の 前回のバックアップ で確かめられます。

Android でのバックアップ

  1. WhatsApp を開きます。
  2. 「設定」→「チャット」→「チャットのバックアップ」と進みます。
  3. 「Google アカウント」で、バックアップの保存先にするアカウントを選びます。
  4. バックアップ をタップします。
  5. バックアップの頻度を「毎日」にします。

バックアップは、その Google アカウントの保存容量を使います。Android は端末の中にもローカルのコピーを残しますが、端末をなくせばコピーも手元から失われ、初期化すれば消えてしまいます。

バックアップに含まれるもの、含まれないもの

バックアップに入るのは、メッセージ、写真、音声メッセージ、書類です。動画とアーカイブしたステータスは、それぞれのスイッチがオンのときだけ含まれます。通話の音声は記録されず、すでに期限が切れた消えるメッセージも含まれません。

エンドツーエンド暗号化バックアップは「チャットのバックアップ」で選べる任意の設定で、パスキー、自分で決めたパスワード、64 桁の暗号化キーのいずれかで保護します。WhatsApp 側ではどれもリセットできないので、パスワードを忘れたらそのバックアップは復元できません。

アカウントを取り戻す

新しいスマホでバックアップを復元するには、まずその端末で自分の電話番号を登録します。認証コードはその番号あての SMS か音声通話で届き、メールアドレスを登録していればメールでも受け取れます。ただし、メールのコードが使えるのは、その番号の SIM が端末に入っているときだけです。2段階認証をオンにしている場合は PIN またはパスワードも求められます。アカウントにメールアドレスを登録しておけば、忘れたときにそのアドレスからリセットできます。

スマホを盗まれたら、通信会社に連絡して SIM を止めてもらい、同じ番号で SIM を再発行してもらいます。その番号で新しいスマホに WhatsApp を登録すると、盗まれた端末はログアウトされます。WhatsApp によれば、同じ番号の SIM がなければアカウントは取り戻せません。WhatsApp は一度設定すれば SIM がなくても動くので、登録し直すまでは、盗まれた端末でも Wi-Fi 経由で使い続けられてしまいます。

Atli のような旅行用 eSIM が加えるのはデータ通信だけなので、WhatsApp は普段の番号のまま使えます。認証コードが届くよう、普段の SIM は端末に入れてオンのままにしておいてください。設定は海外でのデュアル SIMで、旅先で認証がうまくいかないときの対処は旅行用 eSIM で WhatsApp がつながらないときで説明しています。

最後のバックアップを取るタイミング

出発前日の夜に、自宅の Wi-Fi で手動バックアップを実行します。旅行中にモバイルデータ通信で毎日バックアップが走ると、容量の少ないプランを使い切ってしまうことがあります。Android では、バックアップにモバイルデータを使うかどうかを「チャットのバックアップ」の中の別のスイッチで決められます。iPhone でいちばん手軽なのは、旅行中だけ「自動バックアップ」を「オフ」にして、ホテルの Wi-Fi につないだときに手動でバックアップする方法です。

夜のベッドサイドテーブルに画面を上にして置かれたスマートフォンと、そばのパスポートと鍵、後ろの壁ぎわに荷造りしたバッグがあるイラスト
WhatsApp のバックアップには、バックアップ容量の 2.05 倍の空きが iCloud と iPhone の両方に必要です。

WhatsApp ヘルプセンターの情報をもとに確認しました。2026 年 9 月。メニューの名前はアプリのバージョンによって異なります。

よくある質問

WhatsApp はモバイルデータ通信でもバックアップされますか?
されることがあります。Android では、モバイルデータ通信でのバックアップを「チャットのバックアップ」の別のスイッチで切り替えます。iPhone では旅行中だけ「自動バックアップ」を「オフ」にし、Wi-Fi につないだときに手動でバックアップしてください。
電話番号が変わったら、バックアップはどうなりますか?
WhatsApp の「アカウント」設定にある「電話番号を変更」を使ってください。アカウント、グループ、設定が新しい番号に移ります。そのあと、新しい番号でバックアップを取り直します。
スマホをなくしたとき、メールアドレスだけで WhatsApp を取り戻せますか?
できません。メールで届くログインコードが使えるのは、登録した番号の SIM が端末に入っているときだけです。なくしたあとに取り戻すには、同じ番号の SIM を再発行してもらいます。
バックアップにはどれくらい時間がかかりますか?
含まれるメディアの量によって、数秒から数分です。「動画を含める」をオンにすると、バックアップはかなり大きくなります。
WhatsApp のバックアップは暗号化されていますか?
iCloud や Google アカウントのバックアップは Apple や Google 自身のセキュリティで保護されていますが、エンドツーエンド暗号化バックアップをオンにしない限り、WhatsApp のエンドツーエンド暗号化の対象にはなりません。
旅行用 eSIM に切り替える前にバックアップは必要ですか?
データ通信専用の eSIM は WhatsApp のアカウントに影響しないので、そのための特別なバックアップはいりません。ただ、スマホをなくせば保存していないチャットはすべて一緒に失われるので、旅行の前には毎回バックアップを取ってください。